平成29年度ガラス細工技術研修会 報告
日時:平成29年 9月14日(木曜日)13:00~17:00、9月15日(金曜日) 9:00~12:30
会場:化学・物質工学コース 学生実験室Ⅱ 研修参加人数:8名 講師:2名
九州大、熱研からの参加者を得て、ガラス細工技術研修会を開催しました。
まずは、ガラスの特性をお話しし、続いてガラス管の切断、引き延ばし、接合、曲げ、膨らます、穴開けなどの基本技術を繰り返し練習しました。
ミニ花瓶の製作もチャレンジ
間違った方法を繰り替えしても上達できません。まずは、やってはいけない事を知る事です。
上手な人の真似から始めましょう。 技術上達の基本技術、基礎練習は、終わりの無い修行です。
漠然とではなく、しっかりと造りたい物を決めて練習を続けていけば、上達は早いようです。
熱心に研修を受けて頂き、ありがとうございました。今後に生かして下さい。
化学・物質工学系技術室
大濵 祐七郎
ガラス細工研修の概要
1. ガラスの魅力的な特性
- ガラスは、化学的に非常に安定な物質である。 錆びない、燃えない、腐らない。
- 薬品と反応しないガラスは、化学反応に影響を及ぼさない好都合な素材。
- ガラスは、無色透明である。
- ガラスは、あらゆる液体、あらゆる気体を通さない。
- ガラスは、細かい細工で、複雑な形の製品を作り出すことができる。
2. ガラス細工研修会の目的
- 解説と体験を通して、ガラスの魅力とガラス細工技術の有効性を紹介。
- しっかりとした基本技術の修得。(自己練習を繰り返すことが可能なまでの基本技術)
- 正確な成形技術を身につけたガラス細工技術者育成。
- 支援部内での技術の伝承を確実なものにする。
3. 実施例 (平成26年9月)
- 講 師 : 3名(大濵、古川、松尾)
- 参加者:長崎大学工学部、長崎大学環境安全、熊本大学工学部、鹿児島大学理工学研究科、九州大学理学研究院 大分大学工学部、久留米工業高専、九州工業大学工学部、長崎大学熱帯医学研究所、 各機関より12名